「O・ヘンリ賞受賞作品を読む」ページトップへ
歴代受賞作品レビューへ〜1945 1946〜69 1970〜88 1989〜

O・ヘンリ賞受賞作品を読む




1978年(First Prize)
ウディ・アレン「クーゲルマスのお話(ボヴァリー夫人の恋人)」


市立大学の人文学部教授クーゲルマスは、悩みを抱え、分析医のマンデル博士の元を訪ねていた。
クーゲルマスは、二度目の不幸な結婚生活を送っていたのだ。
「新しい女との出会いが必要なんです。…私はロマンスを必要としている男なのです。…」
そう話すクーゲルマスに、マンデル博士は「…結局のところ、私はただの分析医で魔術師などではないのですよ」と答え、診療を終える。

その2週間後のこと。
クーゲルマスと(2番目の)妻のダフニが住むアパートに1本の電話が入った。
「僕が出よう」
それは見知らぬ男からの電話だった。
「パースキーだよ。…人生にささやかな魔法をもたらしてくれる魔術師を、あんたが町中探してるときいたもんでね。…」
驚くクーゲルマス。彼は次の日に電話の男と会う約束をした。

翌日、クーゲルマスは昨夜に電話で指定された部屋に行くと、そこにパースキーと名乗る男がいた。
パースキーは奥の部屋から大きな中国風の飾り箱を持ってくると、にわかには信じられない話をしだした。

「これぞ、ウディ・アレン!」のファンタジー。最後のオチも、お約束というか、とても彼らしい。
(堤雅久・芹沢のえ訳/CBS・ソニー出版『ぼくの副作用―ウディ・アレン短篇集』所収)
                           (2013.10.7/B)

トップヘ

All Rights Reserved Copyright (C) 2003-2014,MUSEION.

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

inserted by FC2 system