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O・ヘンリ賞受賞作品を読む




1972年
マージェリイ・フィン・ブラウン
「リガの森では、けものはひときわ荒々しい」


8カ月前に重い心臓発作を起こしたキャサリン・マニング。彼女はそれ以来、クォラジンという薬を服用している。クォラジンは彼女の血液をさらさらにすると同時に、頭のなかを溶かしていく。そして彼女の頭のなかに黒い森が現れるようになった。フランスの画家、ルソーの絵に出てくる森のような光景が広がるのだ。
そして…とさらに紹介していきたいが、この作品をあらすじを含めて端的に表現するのはとても難しい。正直なところ、今の私にはできないと言った方が良いかもしれない。翻訳がまずいのかと思ったが、深町真理子訳のため、それも考えにくい。ということはすべて私の読解力のなさなのだろう。
この作品はO・ヘンリ賞を受賞すると同時に、エドガー賞最優秀短篇賞も獲得している。私自身ルソーの絵は好きで、彼の複製画を随分探し求めたこともある(結局買えず終いだった)が、ルソーの絵の世界が広がるこの作品については、あまり理解できなかった。そのため、一定の時間を置いて、もう一度再読してみようと思っている。
(深町真理子訳/ハヤカワ・ミステリ文庫『エドガー賞全集(アメリカ探偵作家クラブ傑作選6 )』所収)
                      (2004.10.11/B)

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