『バーバパパのこもりうた』
アネット・チゾン&タラス・テイラー/山下明生訳(講談社)
赤ちゃんのアリスが生まれ、病院へ見に行くことになったバーバパパ一家。赤ちゃんが大好きな一家は、アリスちゃんのおかあさんに子守りをさせてくれないか聞いてみると、「どうぞ!」の返事。みんなは喜んで思い思いにアリスちゃんの子守りをしてあげる。
バーバママはゆりいすになってアリスちゃんをあやし、バーバピカリはすてきなテーブルになっておてつだい。バーバブラボーは赤ちゃん用のイスになりお食事をし、バーバララは乳母車になって公園へ連れて行ってあげた。そして当のアリスちゃんといえば……とってもごきげん。バーバパパのクッションの上ですやすや眠るのだった。
「バーバパパのちいさなおはなし」シリーズ第12弾。バーバ得意の変身で読むものを笑わせてくれる。うちの息子はバーバブラボーのあしながいすがお気に入り。一度読んだら、決まって「もう一回」と催促するので、よっぽど好きだとみえる。
(2005.2.28/菅井ジエラ)