「警官殺人事件」
人気のない広場で警官が殺された。
殺害現場に向かい、捜査を行うオルメス。
被害者の額には、赤ん坊のものと思われるほど小さな手の跡があり、死体の近くには大人の足跡があった。
地面に落ちていた小さなブリキの板を見つけたオルメス。
彼は保安局長に話すのだった。
“私の推理にまちがいがなければ、…空前絶後、ほかに類例のない、独創的な犯罪ということになる。”
今回も冴えわたる、オルメスの名推理。
(高野優訳/創元推理文庫『ルーフォック・オルメスの冒険』所収)
(2022.2.2/菅井ジエラ)
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