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ミステリを読む




マルセル・エイメ
「第二の顔」


うだつの上がらない中年実業家ラウルは、ある日自分の顔が二枚目の映画俳優ばりに変わってしまっていることに気づく。幸か不幸か、妻も子供も友達も、誰も自分がラウルだと信じてくれない。ラウルは美男子であるこの顔を利用し、あることをしようと思いつく。
何とも奇妙でエイメらしい話。これを純粋なミステリといえるかどうかは意見の分かれるところだろうが、人間の変身願望や自己アイデンティティについて考えさせられ、奧の深い話だと言える。
(創元推理文庫より好評品切れ中)

追記
永らく品切れ状態でしたが、現在では再刊行されています。(2008.01)

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