「探してゐるもの」
大正13年8月26日付の「東京朝日新聞」の「学芸」欄に発表されたもの(※)。
志賀直哉が探しているもの。それは、
「先年寺崎広業愛品売立てに差込みで出てゐて親引きになつた雪舟作魚狗、鶺鴒の横物双幅(権十郎箱)」
探しだしたら、それの写真を撮りたいという。
上記「学芸」欄には、回答のあったものしか掲載されなかったということだが、
首尾よく、写真に収めることはできたのか…。
また、雪舟作とあるが、いかほどのものなのだろう。
※岩波書店『志賀直哉全集第五巻』巻末の後記を参照。
(2007.10.3/菅井ジエラ)
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