「催眠術合戦」
夢遊病者で組織された夢遊怪盗団。この怪盗団は「忍び込み」の後、屋根の上も平気で走り回れるため捕まえることが難しく、警察は逮捕に手を焼いていた。
名探偵ルーフォック・オルメスは犯行現場に催眠術を仕掛けた門弟を送り込み、屋根の上で捜索をさせたが、すんでのところで首領を逃してしまう。
ところ変わって舞台はヴェニス。オルメスは怪盗団を追いかけてはるばるこの町にやって来たのだ。オルメスはある秘策をもって怪盗団に立ち向かったのだが、あえなく返り討ちにあってしまう。
オルメスはこの事件をどのようにして解決するのか?
こんなのだったら、もっと早く踏み込めるだろう?とツッコミを入れたくなってしまった。
(三谷正太訳/芸術社・推理選書3『名探偵オルメス』所収)
(2005.10.4/菅井ジエラ)
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