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ミステリを読む




F・W・クロフツ
「フレンチ警視最初の事件」


ダルシーの恋人、フランクは、ロンドン近郊に住む富豪ローランド・チャタトン卿の秘書として迎えられるが、ある朝、そのローランド卿が庭先で射殺死体となって発見される。銃声が聞こえた時、その場にはローランド卿しかいなかったため、検死裁判では状況証拠から自殺の評決が下るが…。
警視に昇進したばかりのフレンチが、検死裁判記録のみからトリックを暴いてみせるのは見事。ただ、ダルシー、フランクの2人の結末がこうなるとは。作者クロフツの性格が出ているのだろうか。
(創元推理文庫より好評品切れ中)
                           (2004.3.5/菅井ジエラ)

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